革財布のレザー15種類を価格・丈夫さ・経年変化で比較!おすすめブランドはどれ?

革財布のレザー15種類を価格・丈夫さ・経年変化で比較!おすすめブランドはどれ?

財布選びで一番悩むのは革の種類ですよね。

牛革や馬革と言われても、種類が多すぎで、どれを選べばいいかさっぱりです。

そこでこの記事では、スタンダードなものと、高級な革に分けて15種類紹介します。

価格帯や丈夫さ、経年変化、有名なブランドについても解説するので、財布選びの参考になるはずですよ!

財布でよく使われるスタンダードな皮革5種類

財布の革としてよく使われる素材は以下の5つ。

  1. 牛革(カウレザー/ブライドルレザー)
  2. 馬革(コードバン)
  3. 豚革(ピッグスキン)
  4. 山羊革(ゴートレザー)
  5. 羊革(ラムレザー)

畜産業の副産物としてうみだされる革なので、供給量が安定しているんですね。

それぞれについて見ていきましょう。

1.牛革(カウレザー/ブライドルレザー)

牛革(カウレザー)の財布

出典:https://www.rakuten.co.jp/

価格
丈夫さ
(耐久性)
★★★
経年変化
(エイジング)
★★★★

財布の素材として、最もスタンダードなのが牛革(=カウレザー)

丈夫さと美しさを兼ね備え、価格帯もリーズナブルです。

牛の年齢や性別、部位ごとに銀面(革の表面)の風合いや値段が大きく変わってくるので、そこへのこだわりも財布選びの醍醐味ですね。

エンボス加工されることも
クロコダイルやパイソンなどの高級皮革を模造したデザインをリーズナブルに提供できる汎用性も兼ね備えています。

ブライドルレザーが代表的

特におすすめしたいのが、ブライドルレザーの財布。

蜜蝋と獣脂を混ぜた油脂(ブライドルグリース)で鞣された牛革のことで、堅牢さと美しい光沢を共存させています。

硬い革の裁縫には高い技術力が、そして完成まで5ヶ月の歳月を要し、職人技が織り成すまさに極上のレザーです。

年齢・性別で呼び名や材質が変わる

牛革と一括りに説明するのは、少しナンセンス。

というのは、牛の年齢や性別によって、皮革の呼び名や材質がかなり変わってくるからです。

  1. ハラコ:胎児から生後間もない仔牛
  2. ベビーカーフ:生後3ヶ月までの仔牛
  3. カーフスキン:生後3ヶ月~6ヶ月以内の仔牛
  4. キップスキン:生後6か月から1年以内の牛
  5. ステアハイド:生後2年以上で、生後3か月から6か月の間に去勢した雄牛
  6. カウハイド:出産を経験した生後2年以上の雌牛
  7. ブルハイド:生後3年以上経った繁殖用の雄牛

基本的には若ければ若いほど、高価な皮革という認識でOKで、最高級素材の“ハラコ”の財布はなかなか手に入りづらいです。(傷が少なく柔らかいため)

財布選びの際にはカーフスキンやキップスキンなど、どの材質で作られているかは要チェックですよ。

牛革で有名な財布ブランド

2.馬革(コードバン)

馬革(コードバン)の財布

出典:https://www.amazon.co.jp/

価格★★★
丈夫さ
(耐久性)
★★★★
経年変化
(エイジング)
★★★★★

繊維が緻密で美しく高い人気を誇るのが、農耕馬のお尻の皮革=コードバン。(1頭から採れる量が少なく高級素材)

さすがは“革の宝石”と称されるだけあって、使い込んでいくとヌメッとした眩い輝きを放ち、最も経年変化を楽しめる皮革です。

しなやかな材質ながら、強度は牛革の3倍。一生物として使える財布でしょう。

コードバン以外もある
馬革の財布といえば、コードバンの財布が一般的ですが、それ以外にも“ホースハイド”や、“ポニーレザー”という皮革もあります。

  • ホースハイド:強度が高くなく、傷がつきやすい
  • ポニーレザー:柔らかく軽い

特に仔馬の皮革のポニーレザーは、ハラコ(牛革の最高級素材)に似ていると言われ、質感が素晴らしくおすすめですよ。

馬革(コードバン)で有名な財布ブランド

3.豚革(ピッグスキン)

豚革(ピッグスキン)の財布

出典:https://www.rakuten.co.jp/

価格★★
丈夫さ
(耐久性)
★★★★
経年変化
(エイジング)
★★

食用豚の副産物として日本で唯一国内自給できる豚革=ピッグスキン。(国内の9割が墨田区で生産)

ヨーロッパでは高級皮革として扱われ、さまざまなハイブランドで多用される皮革です。

薄くて軽量、そして通気性に優れていながら、表面は傷がつきにくくかなり丈夫

染色加工がしやすく彩が豊富なので、個性を出しやすい財布でもあります。

スエードは至高
豚皮の床面(裏側)をやすりがけした“スエード”

起毛素材ならではのフワフワとしとた触り心地で、手にスッと馴染みます。

ただ、汚れやすく財布には不向きな材質なので、取り扱っているブランドが少なく探すのが大変です…。

4.山羊革(ゴートレザー)

山羊革(ゴートレザー)の財布

出典:https://www.rakuten.co.jp/

価格★★★
丈夫さ
(耐久性)
★★
経年変化
(エイジング)
★★

銀面の細やかなシボ(凹凸)が特徴的な山羊革(=ゴートレザー)

薄めの皮革ですが、繊維密度が高く強度は牛革と同程度。摩擦に強く耐摩耗性に優れているので、財布の素材としては最適です。

馬革(コードバン)などかっちりとした材質とは違った、なめらかで柔らかい質感を楽しめますよ。

5.羊革(ラムスキン)

羊革(ラムスキン)の財布

出典:https://www.rakuten.co.jp/

価格★★
丈夫さ
(耐久性)
経年変化
(エイジング)
★★

ソフトな質感が特徴的な羊革(=ラムスキン)

丈夫な素材ですが、表面に傷がつきやすく、財布にはあまり向かない素材です。

ただ丁重に扱えば光沢感が増し、経年変化を楽しむことはできますよ。

羊革(ラムスキン)で有名な財布ブランド

高級革財布で使われるエキゾチックレザー10種類

希少性が高く、独自の模様をもつ革は、エキゾチックレザーと呼ばれます。

財布の皮革として使われるエキゾチックレザーの代表例は以下の通り。

  1. ワニ革(クロコダイル)
  2. ヘビ革(パイソンレザー)
  3. サメ革(シャークスキン)
  4. エイ革(スティングレイ)
  5. ダチョウ革(オーストリッチ)
  6. 鹿革(ディアスキン)
  7. ゾウ革(エレファントレザー)
  8. カンガルー革
  9. トカゲ革(リザード)
  10. カバ革(ヒポレザー)

家畜由来の皮革の財布よりも値段が高く、取り扱い数も少なく手に入りづらいですが、その分個性が出しやすく愛着がわきますよ。

1.ワニ革(クロコダイル)

ワニ革(クロコダイル)の財布

出典:https://www.rakuten.co.jp/

価格★★★★★
丈夫さ
(耐久性)
★★★★★
経年変化
(エイジング)

エキゾチックレザーの中でも最高級の皮革がワニ革=クロコダイルレザー。(ワシントン条約の規制で、養殖がメインで希少)

凹凸のあるウロコ模様は、抜群の存在感を放ち、なんともラグジュアリーです。

丈夫さにも定評があり、耐久性は牛革のなんと10倍。(意外にも耐水性は弱い…)

20万を超えるものが多く、手が届きにくい財布ではありますが、メンテナンス次第ではゆうに10年以上は使えるので、それだけの価値はあるでしょう。

クロコダイルレザー
クロコダイルレザーは主に4種類。

  1. イリエワニ(スモールクロコダイル)
  2. ナイルワニ(ナイルクロコダイル)
  3. ニューギニアワニ(ラージクロコダイル)
  4. シャムワニ(シャムクロコダイル)

なかでもスモールクロコダイルはその希少性から最も高価な皮革として、名を馳せています。

ワニ革で有名な財布ブランド

2.ヘビ革(パイソンレザー)

ヘビ革(パイソンレザー)の財布

出典:https://www.rakuten.co.jp/

価格★★★★
丈夫さ
(耐久性)
★★★
経年変化
(エイジング)
★★★

高級皮革ですが、クロコダイルレザーよりはリーズナブルなヘビ革(パイソンレザー)

特に人気が高いのが、以下の2種類の模様で、いずれかから選ぶことになるでしょう。

  1. ダイヤモンドパイソン=ダイヤモンド模様
  2. モラレスパイソン=石垣模様

さすがは爬虫類の鱗。耐久性に優れ、使い込むことで色の変化も楽しめますよ。

他にもレッドパイソンやアナコンダのレザーも人気があります。

  • レッドパイソン:赤色の模様が印象的(比較的リーズナブル)
  • アナコンダ:暗い緑色に黒い水玉の斑紋がある

パイソンレザーで有名な財布ブランド

3.サメ革(シャークスキン)

サメ革(シャークスキン)の財布

出典:https://www.rakuten.co.jp/

価格★★
丈夫さ
(耐久性)
★★★★★
経年変化
(エイジング)
★★★★

漁獲量が少なく、希少価値が高い鮫革=シャークスキン

表面はザラザラですが、ワニ革やヘビ革より経年変化が出やすく、使い込むほどツヤが出るのも特徴的。

古くは鎧兜や刀の柄としても使われていただけあって、耐摩耗性・耐水性ともに最高クラス。

手入れも簡単なのでズボラな方でも綺麗に使い続けられます

4.エイ革(スティングレイ)

エイ革(スティングレイ)の財布

出典:https://www.rakuten.co.jp/

価格★★
丈夫さ
(耐久性)
★★★★★
経年変化
(エイジング)

ガラスビーズを敷き詰めたような、硬く光沢感のあるエイ革=スティングレイ

一匹につき一つしか取れない白い斑点、通称スター(エイが光を感知する器官)が特徴的で、その希少性から

人間の歯と同じ成分(リン酸カルシウム)で構成されたスティングレイは、コンクリートで削っても傷がつかないと言われるほどで、耐久性・防汚性・耐水性は抜群

経年変化こそ期待できませんが、メンテナンスがほぼ不要で、布で拭く程度で長持ちします。

5.ダチョウ革(オーストリッチ)

ダチョウ革(オーストリッチ)の財布

出典:https://www.rakuten.co.jp/

価格★★
丈夫さ
(耐久性)
★★★★
経年変化
(エイジング)
★★★

野性味溢れる堅牢な皮革ながら、エレガンスさも兼ね備えたダチョウ革(=オーストリッチ)

羽毛を抜いた痕跡の丸みをおびた軸痕、“クイルマーク”のユニークさが人々を魅了しています。(苦手な人もいるみたいですが…)

クイルマークは皮革の40%にしか現れないため、フルポイントかどうか、そして一枚革かで価格に大幅なブレが。

  • ハーフポイント:財布半面にクイルマーク
  • フルポイント:財布全面にクイルマーク

強靭で重厚な皮質ながら、伸縮性があり、使う度に手に馴染む、経年変化を楽しめる財布でもありますよ。

ダチョウ革(オーストリッチ)で有名な財布ブランド

6.鹿革(ディアスキン)

鹿革(ディアスキン)の財布

出典:https://www.rakuten.co.jp/

価格★★
丈夫さ
(耐久性)
★★★★
経年変化
(エイジング)
★★★★

自然な柔らかさとしなやかさ、特有の上品さと触りごごちの鹿革(=ディアスキン)。

経年変化にも目を見張るものがあり、コードバンの財布に匹敵するくらいです。

表面に傷がつきやすい、というデメリットもありますが、それすらも“味”になります。

7.ゾウ革(エレファントレザー)

ゾウ革(エレファントレザー) の財布

出典:https://www.rakuten.co.jp/

価格★★★★
丈夫さ
(耐久性)
★★★★
経年変化
(エイジング)
★★★

シボ(シワ)が特徴的で圧倒的な存在感のあるゾウ革の財布。

さすがは陸生哺乳類最大の生物だけあって、耐久性は抜群。

使い込めば銀面(表皮)のツヤが増す、経年変化も楽しめる素材でもあります。

ただし取り扱っているブランドが極端に少なく、入手が難しですが、その分個性が出やすい財布です。

8.カンガルー革

カンガルー革の財布

出典:https://www.rakuten.co.jp/

価格★★
丈夫さ
(耐久性)
★★★
経年変化
(エイジング)
★★★

年間の捕獲量に制限があり、流通量が少なく貴重なカンガルー革

高密度で、薄く加工できるカンガルー革は、丈夫で軽くて薄いので扱いやすい財布でしょう。(サッカーのスパイクなんかにも使われています)

余談ですが、オーストラリアではカンガルーの玉袋製の財布(巾着)が人気のお土産らしいですよ。(先住民族アボリジニの間では幸運を運ぶ「ラッキーポーチ」として古くから使われているそうです…)

9.トカゲ革(リザード)

トカゲ革(リザード)の財布

出典:https://www.rakuten.co.jp/

価格★★★★
丈夫さ
(耐久性)
★★★
経年変化
(エイジング)
★★

パイソンレザーやクロコダイルレザーよりも落ち着いた雰囲気の鱗が特徴的なトカゲ革(=リザードスキン)の財布。

ワニと同じく爬虫類のトカゲは、繊維構造が密で耐久性に優れており、傷もつきにくく、耐水性も抜群

若干のテリが出てくる程度で、大胆な経年変化はのぞめませんが、手入れは簡単です。

10.カバ革(ヒポレザー)

カバ革(ヒポレザー)の財布

出典:https://www.rakuten.co.jp/

価格★★★★
丈夫さ
(耐久性)
★★★★
経年変化
(エイジング)
★★★★

象革同様、ワシントン条約の規制対象で、希少価値が高いのがカバ革(=ヒポレザー)の財布。

ヌバック、スエード状に起毛した表面は、ふわふわで極上の触り心地です。

ただし知名度はかなり低く、市場にはほとんど出回っておらず、入手はかなり難しいです…。

財布の革はどれがおすすめ?価格や経年変化を徹底比較

どの革の財布を選べばいいか、それは結局は好みの問題です。

実際に店舗に行って確認するのがベストですが、それが難しい場合は何か基準があれば楽ですよね。

そこで以下の3つの要素を比較表にまとめました。

  1. 高級さ(値段)
  2. 経年変化(エイジング)
  3. 丈夫さ

あくまで一つの基準にすぎませんが、財布選びの参考にしてみてください

高級さ(値段)で比較

財布の価格は、革の種類によって大幅な揺らぎがあります。

価格
(高級度)
牛革
(カウレザー/ブライドルレザー)
馬革
(コードバン)
★★★
豚革
(ピッグスキン)
★★
山羊革
(ゴートレザー)
★★★
羊革
(ラムレザー)
★★
ワニ革
(クロコダイル)
★★★★★
ヘビ革
(パイソンレザー)
★★★★
サメ革
(シャークスキン)
★★
エイ革
(スティングレイ)
★★
ダチョウ革
(オーストリッチ)
★★
鹿革
(ディアスキン)
★★
ゾウ革
(エレファントレザー)
★★★★
カンガルー革
(オーストリッチ)
★★
トカゲ革
(リザード)
★★★★

最も高価格なのはクロコダイルレザーの財布。

安くても15万円、スモールクロコダイルレザーでは40万円を超えることすらもあります。

固体の希少性や加工の難しさ、流通量の少なさが価格に影響するので、ヘビ、ゾウ、トカゲ、カバ革の財布も10万円ほどとかなり高価です。

経年変化(エイジング)で比較

革製財布ならではの醍醐味はやはり、経年変化ですね。

経年変化
(エイジング)
牛革
(カウレザー/ブライドルレザー)
★★★★
馬革
(コードバン)
★★★★★
豚革
(ピッグスキン)
★★
山羊革
(ゴートレザー)
★★
羊革
(ラムレザー)
★★
ワニ革
(クロコダイル)
ヘビ革
(パイソンレザー)
★★★
サメ革
(シャークスキン)
★★★★
エイ革
(スティングレイ)
ダチョウ革
(オーストリッチ)
★★★
鹿革
(ディアスキン)
★★★
ゾウ革
(エレファントレザー)
★★★
カンガルー革
(オーストリッチ)
★★★
トカゲ革
(リザード)
★★

エイジング一番楽しめるのはやはりコードバン(馬革)の財布。

多少のメンテナンスは必要ですが、(保湿クリームを塗るなど)使えば使うほど艶が増していき、“自分だけの特別な財布”になっていくでしょう。

また人気どころで言えば牛革やサメ革、そしてカバ革(入手困難だが)も経年変化を楽しめます。

丈夫さ(耐久性)で比較

とくに高級な財布は、何年も使い続けるはずいなので、その皮革の丈夫さは知っておきたいところ。

丈夫さ(耐久性)
牛革
(カウレザー/ブライドルレザー)
★★★
馬革
(コードバン)
★★★★
豚革
(ピッグスキン)
★★★★
山羊革
(ゴートレザー)
★★
羊革
(ラムレザー)
ワニ革
(クロコダイル)
★★★★★
ヘビ革
(パイソンレザー)
★★★
サメ革
(シャークスキン)
★★★★★
エイ革
(スティングレイ)
★★★★★
ダチョウ革
(オーストリッチ)
★★★★
鹿革
(ディアスキン)
★★★★
ゾウ革
(エレファントレザー)
★★★★
カンガルー革
(オーストリッチ)
★★★
トカゲ革
(リザード)
★★★

最も丈夫と言えるのは、サメ革、エイ革、ワニ革の3種。鱗を持つ爬虫類や魚類の皮革は、耐久性が高く、寿命も長いです。

ただ、どれもエキゾチックレザーに分類されるだけあって、値段は高く、入手も困難。

コスパ面重視で考えると、馬革(コードバン)や豚革、牛革(種類によるが)あたりがおすすめですよ。

まとめ

今回は財布の革を15種類、スタンダードなものとエキゾチックレザーに分けて紹介しました。

最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。

  • 家畜由来の皮革は価格帯も安く、扱っている
  • エキゾチックレザーは高価で、取り扱い数が少ない
  • 実際に店舗に足を運ぶのがベスト
  • 革選びは値段、経年変化、耐久性を軸に

財布は革の種類によって、触り心地や見た目はもちろん、値段、経年変化、耐久性にかなりの違いがあります。

楽しみ方は人それぞれですが、革を理解することで、より自分の財布に愛着が湧きますよ!

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