日常的に利用する財布は、機能性もとても重要ですよね。
メンズ向けの財布はさまざまな形のものがありますが、実はパターンはそれほど多くありません。
各種類の名称を知っておくと財布探しが非常に楽に…!
このページでは財布の形状をまとめました。
財布の種類(形状)一覧
まずは主な財布の形状とそれぞれの携帯性、収納性などを一覧で見てみましょう。
主な形状 | 収納性 | 携帯性 | 種類 | 価格 |
---|---|---|---|---|
![]() 長財布 | ◎ | △ | ◎ | 高い |
![]() 二つ折り財布 | 〇 | 〇 | ◎ | 普通 |
![]() 三つ折り財布 | 〇 | 〇 | △ | 普通 |
![]() マネークリップ | △ | ◎ | 〇 | 安い |
![]() コインケース | △ | ◎ | 〇 | 安い |
次項からは各形状の財布別にメリット・デメリットなどをまとめました。もう少し深掘りした形状(ラウンドファスナーやL字ファスナー)などもご紹介しています。
長財布

出典:https://cocomeister.jp/store/g/g45014209/
メンズ財布の王道と言えばロングウォレット、つまり長財布。
価格は二つ折り財布よりも高い場合がほとんどですが、バリエーションも多くどのブランドでも財布の中では主力商品の立ち位置です。
メリット・デメリット
- スッキリしたフォルムでスーツに合う
- 二つ折り財布より薄く、嵩張りづらい
- お札を綺麗に持ち歩ける
- 比較的カードポケットが多い傾向
- 革の素材感を味わいやすい
長財布はどことなく紳士的な印象があり、スーツの内ポケットからスッと取り出す仕草がよく似合う形状です。
クレジットカードやキャッシュカード、診察券などカードをたくさん入れたい人にもおすすめですね。
- ズボンの後ろポケットからはみ出る
- 小銭入れが使いづらいタイプもある
- 値段は高め
長財布はカジュアルシーンでも重宝しますが、ズボンのポケット派の人にはあまり向いていません。
二つ折り財布と比べると値段も1.3~1.5倍くらいするケースが多いのもデメリットです。
かぶせ蓋タイプがスタンダード
長財布にもいくつか系統がありますが、スタンダードは両開きの形。シンプルで所作のスムーズさも計算された機能美ですよね。
スーツやジャケットスタイル最もよくマッチすると言われるのもこのタイプです。
薄い長財布も!

出典:https://www.ganzo.ne.jp/fs/ganzo/57604
ストレスなくスーツの内ポケットに入るよう設計された、薄型のスリムな長財布もいろいろなブランドから販売されています。
容量をとるか持ち運びやすさをとるかは好みですが、圧縮された小銭入れでも問題ない人は検討してみるのもオススメです。
ラウンドファスナー

出典:https://cocomeister.jp/store/g/g45014562/
外周3辺のファスナーをコの字に開閉するのがラウンドファスナー。会計時の動作はワンステップ増えますが、容量と安全性も高くなるラウンドファスナー型の長財布も定評がある形状です。
大抵は小銭入れが真ん中にあり、広く開くため取り出しやすく設計されています。内側の左右両面にはカードポケットがあるので収納力も抜群ですね。
L字ファスナー

出典:https://cocomeister.jp/store/g/g45014401/
その名のとおり、L字のファスナーを開けて中身を取り出すタイプの長財布です。
両手を使わないと開けられないラウンドファスナーと違い、胴体で固定すれば片手でもぎりぎり開けられます。
中のコインポケットやカードポケットの設計はかなり幅があるため、実物を触って判断するのがおすすめです。
二つ折り財布

出典:https://cocomeister.jp/store/g/g45014202/
二つ折り財布は長財布と並び、昔からあるポピュラーな形状の財布です。
必ずと言っていいほどどのブランドでも展開されていて、最もラインナップが豊富な形と言えるでしょう。
メリット・デメリット
- コンパクトなのでズボンのポケットに収納できる
- 開くだけなのでお札を取り出すアクションが簡単
- 革の量が少ないため長財布よりも価格が安い
二つ折り財布はどちらかというとカジュアルで、ポケットに入れて楽に使えるのが大きなメリット。
財布もお札も丁寧に管理したい人には向きませんが、日々ラフに持ち歩きたい人におすすめです。
- カードポケットや小銭入れが重なるので分厚くなりやすい
- お札が曲がった形で収納される
- ズボンの後ろポケットに入れると型崩れする
- 長財布と比較すると革の風合いを味わいづらい
構造上、折りたたむとカードポケットや小銭入れが重なります。カードやお札の枚数が多い人、小銭が溜まりがちな人は分厚くなり型崩れします。
ズボンのお尻のポケットに入る分、雑に扱いがちですが…そのまま座ったりしているとすぐにくたびれて劣化してしまいます。
三つ折り財布

出典:https://cocomeister.jp/store/g/g45014537/
長財布や二つ折り財布と比べるとかなりラインナップは少ないですが、一部のファンを持つ形状が三つ折り財布。
片手で楽に持てるほどコンパクトで、ホックで留めるつくりになっている場合が多いです。
メリット・デメリット
- コンパクトで携帯性に優れる
- パンツやアウターのポケットに収まる
- 必要なモノだけを持つ習慣ができる
- 長財布と比べると価格も安い
キャッシュレス決済の普及も進む中、小型でミニマルなフォルムに「スマートさ」を感じる人も多いようです。
カード決済やスマホ決済がメインな人なら、最低限の機能美を追求した三つ折り財布もおすすめ。
- お札が三つ折りの形状に曲がる
- 長財布や二つ折り財布に比べると収納力は劣る
- 慣れるまで会計に時間がかかる
- 折りたたむ分どうしても分厚くなりやすい
二つ折り財布と同様、お札にクセが付くのが嫌な人はストレスに感じるかもしれません。
物理的に収納力は低めですが、それでも入れすぎると分厚くなって型崩れしやすくなってしまいます。
コンパクトな形状も多い
三つ折り財布はそもそも携帯性に優れた形状ですが、さらにその長所を伸ばしたコンパクトな財布も多く販売されています。
持ち運びやすさと収納力は相反するのでトレードオフですが、旅行用財布などシーンを限定した使い方も便利ですね。
「極小」をコンセプトにした財布も!

出典:https://superclassic.jp/?pid=31812710
中には「財布」というアイテムの機能を満たす範囲内で、極限までコンパクトにした極小財布もあります。
近年は人気で、特に現金をほとんど使わないキャッシュレス派の方や、ミニマリストに定評がある形状ですね。
マネークリップ・札入れ

出典:https://www.duram-shop.jp/?pid=66992231
小銭入れという概念を取っ払った財布、マネークリップや札入れは究極の携帯性を誇る形状です。
アルミや革など材質はさまざまですが、基本的にはシンプルなフォルムとお札を取り出す所作は洗練されて見え、スーツにも非常によく合います。
メリット・デメリット
- とにかくコンパクトで持ち運びやすい
- 長財布等のように値段を意識されづらい
- お金を整理する習慣が身につく
- スマート、お金持ちの印象がある
マネークリップや札入れはあらゆるポケットに入るので、なんといっても持ち運びやすいのが利点。
なんとなくスマートでお金を持っていそうなイメージを持つ人も多く、長財布のように「安物かな?」と値踏みされることもありません。(安物でも高そうに見える)
- 小銭は収納不可(別途コインケースを持つかポケットに)
- カードポケットが少ないものも多い
- 慣れるまでお会計に時間がかかる
- 所持金を把握しづらい
マネークリップや札入れに入るのはお札とカードのみ。小銭はポケットにしまうか、コインケースを別で持つ必要があります。
マネークリップに関してはお札をただ挟むだけの形状なので、1万円札、5千円札、千円札…と順番に並べたい人には結構ストレスがあります。俯瞰できないので所持金を把握しづらいのもデメリットですね。
カードケースがメインの札入れも
一般的にはお札がメインで、カードポケットが少ないのがマネークリップや札入れですが、中には形勢逆転した構造のものもあります。
ほとんどのシーンではカードやスマホで決済する人にはこちらもおすすめ。
小銭入れ・コインケース

出典:https://cocomeister.jp/store/g/g45014605/
マネークリップや札入れは小銭を収納する機能がありません。しかし、持ちたくなくてもお釣りで渡されてしまう小銭。
ズボンのポケットに無造作に入れるのもいいですが、コインケースを鞄に忍ばせておくのも便利ですよ。
メリット・デメリット
- マネークリップや札入れとの併せ持ちが便利
- スポーツジムなどのちょっとした外出に最適
- 二つ持ちでも、メインの財布の型崩れを防げる
- キャッシュレス決済との相性が良い
マネークリップとの併せ持ちもポピュラーですが、鞄にお守りとして忍ばせておくだけでも便利なのがコインケースです。
たとえばカードポケット付きのスマホケースを持っている人なら、メインはカード決済、少額のときはApple Payなどのスマホ決済、使えなければ小銭といった使い分けも。
- お札を収納するには別の財布が必要
- 軽視しがちで紛失しやすい
コインケースは高額を持ち歩けないため、やはりサブウォレットとしての立ち位置が自然です。
そうなると大事なものが入らないので軽視しやすく、紛失する可能性も比較的高くなると考えられるでしょう。

まとめ
このページでは財布の代表的な形状をまとめました。
- 長財布は最もポピュラーで種類も豊富(価格は高い)。収納力は高いが携帯性はやや低め。薄い形状のものもある。
- 一般的なかぶせ蓋タイプの長財布、大容量と安全性が強みのラウンドファスナー長財布、その中間のL字ファスナー型も近年は人気。
- 二つ折り財布もオーソドックス。コンパクトで携帯性に優れる一方、収納力はやや低め。ズボンの後ろポケットにも入る。
- 三つ折り財布はホックで留めて畳む形状。さらに携帯性という機能美を追求した極小財布のラインナップもある。
- マネークリップや札入れは小銭入れとの併せ持ちがおすすめ。値段も安く、高級品でなくても高そうに見えることも。
財布の持ち方は人それぞれ。
スーツシーンでもカジュアルでも長く活躍する、良質な長財布や二つ折り財布を持つもよし。カードやスマホ決済メインなら、マネークリップ+コインケースでスマートに持ちこなすもよし。
自分の使いやすい形状、そして良質なお気に入りの財布を見つけてください。